サイドスロー

サイドスローは読んで字の如く腕が横方向から出てくる投げ方ですが、
上半身の使い方は基本的にオーバー、スリークォータースローと同じです。
スリークォータースローの体軸を下方向にずらすことで腕が横から出てくる、
というものなので、
腕だけを横にしていると
怪我にも繋がるのでやめておいたほうが賢明でしょう。
上半身の使い方は高津臣吾(CWS)や星野智樹(西武)などの
プロ選手を参考にするといいでしょう。

○特徴
オーバーハンド系に比べてスピードが落ちるが制球をし易い、
というのが一般論ですが、
人の体はそれぞれ違うので何とも言えません
(実際、これを書いた瓢箪@守備走塁アドはサイドに変えてスピードが増した)。
はっきりしているのは、腕が横から出てくる訳なので、
クロスファイヤーと呼ばれるものなど、横の揺さぶりに長けています。
その反面、人間の目は横についているので、打者には比較的球筋が見やすい、という欠点も
あります。

○変化球
・カーブ、スライダー
握りはオーバーハンド系とあまり変わりませんが、
手の甲を地面側に向けてリリースします。
オーバー系に比べると比較的容易に投げられると思います。

・シンカー
オーバー系の場合は球を挟んで、
中指と人差し指から抜くようにリリースしますが、
サイドでそれをやるとチェンジオブペースの要素が強く出てしまい、
余り有効な変化は得られません。
サイドハンドの場合、基本的に2シーム(微調整あり)で握り、
ストレートよりも手の甲を天井側に向けて、手を被せるようにリリースします。
・フォーク系
基本的にはオーバー系に比べると投げ難い変化球なのですが、
手首を立ててリリースする事によってオーバーの時と同様な変化を得ることはできます。
ただ、手首を立てすぎると肘や手首に負担が掛かり、
怪我の原因になる事を留意してください。